正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「……は⁇冴崎、お前も視えるのか⁉︎」
「ええ、それに視えなくても何かがいるのもよく感じてるし」
「茉莉花と同じタイプだね、涼哉くんは」
「だな。涼哉、俺も花鈴も視えてるから」
茉莉花に続き私達も視えると伝えると目が点になった。
「……今まで、視える奴なんていなかったけど……」
「あたし達が特殊なのよ。でも、花鈴達の方が特殊か」
「それが分かったところでもう1つ聞くけど。涼哉は陰陽師って知ってるか⁇」
「ああ、名前だけな。安倍晴明かなんかが有名なんだろ⁇」
「そうだよ。そして私達のもう1つの秘密は陰陽師って事なの」
「………は、はああああ⁉︎」
突然涼哉くんが叫んだからか、葵と葉が驚いて私にくっついてきた。
「……びっくり」
「あ、葵も驚いたぞ……」
そんな2匹を、なだめるように撫でていれば。