正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「神獣と善獣は、契約を交わさないと呼び出せないし、使役出来ないの」
「まあ、陰陽師はこれだけじゃないんだけどな。使う術も沢山あるし」
「それぞれで使える術と使えない術もあるの」
郁斗の言葉を継いで続ける。
「それに私達の仕事は学校の周辺と学校の悪霊や邪悪な妖怪の見張りと調伏」
「簡潔に言えば学校の安全と平和を守る事が仕事って事」
「だから、私が変装してたの。伊達眼鏡と髪ゴムには私の霊力を隠すようにしてあるから」
「そいつらにバレないようにって事か。双子ってバレても厄介だからそれも隠してたのか」
涼哉くんの見事な推理は的を射てます。
「そ、涼哉ご名答」
なるほどな〜。と理解した様子です。
「で、だ。涼哉に1つお願いがあるんだ」
「なんだよ⁇」
「今日俺たちが話した事は誰にも言わないで欲しいんだ」
郁斗がそう言えば。
「ああ、そんな事か。それなら安心しろよ誰にも言うつもりも無いから」
あっさりと了承してくれたのです。