正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
弐章
奇怪な妖怪
涼哉に説明してから数日たったある日。
「花鈴、そろそろ連絡したら⁇」
「そうだねー……っと。よし送ったよ〜」
放課後です。
私は今日もこれから仕事ですよー。
「花鈴、遅い」
「花鈴まだその格好なのかよ」
教室に入って来るなり、文句とからかいを受けてます。
……文句は前からだけど、最近はからかいまで増えてしまった。
私をからかって来るのは涼哉。
アレから、放課後は4人で居ることが多くなったのです。
「うるさい2人とも‼︎イイでしょ別に〜‼︎」
「もう、花鈴も膨れてないで変装取りなさいよ」
茉莉花にまで言われた。
プクーっとほっぺたを膨らませながら変装を解く。
「あんた達も花鈴が可愛いからってあんまりからかわない‼︎」
「茉莉花、行こ⁇」
「花鈴ったら待って‼︎いつまでも膨れてないの」
「……ぶぅ」
郁斗達を置いてくようにして屋上に行く。
「……何⁇この嫌な妖気は」
「花鈴、大丈夫なの⁇」
「……どんな事があっても茉莉花達は私が守るから大丈夫」