正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
それに、何⁇
その妖怪はどこか違和感を覚える。
『霊力の元は女の子って事はあのお方がいう高階花鈴か』
「……あんたに教えるわけ無いでしょ。私が倒すんだから関係無い」
『お前がこの俺を倒す⁇霊力弱いのに良くそんな大口叩けるな』
そう言うや否や、茉莉花達に攻撃を繰り出してきた。
「彼女らに降り注ぐ全ての禍よ我が霊力をもって薙ぎ払え、急々如律令」
素早く茉莉花達から攻撃を阻めば。
『中々やるねぇ、高階花鈴』
「茉莉花、涼哉‼︎上に上がってて‼︎」
2人に叫びつつも攻撃を繰り出す。
「オンアビアウンキャンシャラクタン、ナウマクサンマンダ、バハラダンカン‼︎」
手刀を振り下ろせば、私から霊力の刃が蜘蛛の形をした妖怪に容赦なく降り注ぐ。
「葉‼︎茉莉花達を守りなさい‼︎」
「……そういう事か‼︎桜、鈴お前達も茉莉花達を守れ‼︎」
『……ッ‼︎おのれぇぇぇ!!!』
蜘蛛から漏れる妖気がドス黒く変わった瞬間。