正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
不思議な贈り物
「……私、調べたい事あるからあそこ行ってくる」
家の近くに来た時、郁斗に告げる。
「……分かったよ。でも、帰る時は連絡入れろよ⁇」
「……なんで⁇」
「なんでって……良いな⁇絶対に連絡しろよ⁉︎」
郁斗に念押しされてよく分からないまま頷く。
「……分かったよ、連絡すれば良いんでしょ⁇」
「絶対だからな。涼哉悪いけど、花鈴の事送ってやってくれるか⁇」
「え⁉︎涼哉、私平気だからね⁉︎」
慌てて断るも、涼哉は2つ返事で了承していたのです。
「全然良いけど⁇言われなくてもそうしようかと思ってたしな」
「……あらあら、花鈴ったらモテモテね」
「へっ⁉︎どこが⁇郁斗が心配性なだけでしょう⁉︎」
茉莉花に反論するも、ニヤニヤ笑うだけ。
「じゃ、明日ね〜♪」
「……花鈴、気を付けろよ⁇」
ヒラヒラと手を振って家に入っていった茉莉花さん。
郁斗は郁斗で心配性を全開にしてるし。
………はあ。
対象的すぎるでしょこの2人。
「……郁斗、心配し過ぎ‼︎大丈夫だから‼︎行ってくるね」