正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「仕事をする時はどうすれば⁇」
「付けたままで大丈夫じゃよ。コレは霊力が妖怪などに感知されない様にするだけじゃからな」
「という事は、霊力が外に漏れるのを抑えるだけで使おうと思えば使えるって事⁇」
「そういう事じゃよ。今の花鈴の霊力じゃともう眼鏡とゴムだけでは抑えきれないからのぅ」
自信満々に説明してくれるおじいちゃんに感激する。
あの格好でいるのが最近は本当に疲れるから。
だって、中途半端に霊力が抑え付けられるんだもん。
だから、自分で負荷をかけて霊力を完全に消していたの。
「おじいちゃん、ありがとう‼︎」
「ただ、変装を解いて学校に行くのは夏休みが終わってからにするのじゃ」
「……⁇なんで⁇」
「タイミングの問題じゃ。それにワシが保証しよう。夏休みに入るまでに学校で危険は起きないはずじゃ」
おじいちゃんは近い未来を少し観る事が出来る。
おじいちゃんの予知は凄く当たる。
だから、夏休みになるまでは学校では危険は起きないはず。
「分かった。それじゃ、このペンダントはなあに⁇」