正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜



「花鈴、このペンダントとリボンを肌身離さず必ず付けておくのじゃ」




おじいちゃんに真剣な表情で、命じられ頷く。





「2人共お話は終わりましたか⁇」




いつの間にか居なくなってたおばあちゃんが何冊かの本を持って部屋に入って来る。





「おばあちゃん‼︎その本は⁇」




「おじいちゃんにお願いされてた本よ。花鈴ちゃん、コレも持って行きなさい」




おばあちゃんが持ってきてくれた本は全て陰陽師のもの。





「おじいちゃんコレ……」




「必要なのだろう⁇花鈴に譲るからしっかりするのじゃぞ‼︎」




「おばあちゃん、おじいちゃん、本当にありがとう‼︎」




「礼には及ばんよ。また何時でもおいで」




「また、夏休みにでも遊びにいらっしゃいな。今度は郁斗くんも連れてね⁇」




「そうじゃ。花鈴よ、帰る前に使役しているお主の妖怪を見せてくれんか⁇」




思い出した様に言うおじいちゃんにお願いされて、葵と葉を呼び出すと。




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