正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
おじいちゃんの式にまた玄関の所まで案内され。
「それじゃ、おじゃましました‼︎」
「またいらして下さいね、花鈴様」
「おじいちゃん達によろしくお願いします‼︎」
「はい、承りました」
微笑みを浮かべて見送ってくれた。
玄関を出て門まで歩きながら郁斗に連絡を入れた。
「さて、帰りますか‼︎」
「かりんちゃん、おなかすいた」
葉に言われて時計を見ると19:00を過ぎていた。
「葉お家まで我慢してね⁇もう帰るから」
「おうちまで⁇かえったらごはん⁇」
「ご飯だよ〜」
「がんばる」
葵と葉を抱っこして帰り道を歩く。
「……葵⁇疲れちゃった⁇」
さっきから一言も話さない葵の事を覗き込む。
「……疲れた」
なんだか少し難しい顔をして考えていたように見えたけど。
誤魔化すように疲れたと言った葵のことを撫でる。
「そっか、じゃあ尚更早く帰らないとね」
私は何も聞かないでおく事にした。
そして、家に帰ると待ち構えていた郁斗。
「………さて、花鈴ちゃん。覚悟は良いな⁇」
「………え、ちょ、郁斗さん⁇」
「……夕方の事はどう言う事かなぁ⁇」
角の生えた郁斗に私は散々お説教されたのでした。