正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「私も驚きだよ‼︎お母さん達にも驚かれるだろうな〜」
「「「そうでしょうね」」」
……綺麗にハモってるよ。
「お前ら席に戻れよ〜。まだ終わってないぞー」
先生が最後の人に渡し終えた様なので、一旦席に着く。
「いいか、明日から夏休みだがー……」
残りの担任の話は聞いてる様に見せかけて聞いてませんでした。
「……と言うわけで、夏休み大いに楽しめよ‼︎」
「起立ー、礼ー」
『さようならーー!!!』
SHRが終わると同時にほとんどの子達がさっさと帰って行く。
それを見送る私と茉莉花、そして奈々と春奈。
「みんな帰るの早いね〜」
「そりゃあ、早く遊びたいんじゃないの」
「さて、花鈴。連絡はしたの⁇」
茉莉花に満面の笑みで頷く。
「うふふ、昨日から言ってあるから大丈夫なんだ〜♪」
「……何を言うのよ、花鈴」
「この子の過保護なお兄ちゃんによ」
「花鈴ちゃんって、お兄ちゃんが居たんだねぇ」
「あれ、2人に言ってなかった⁇」