フェティシズム
いつからだろう?
貴方の声を耳にするとゾクゾクするようになったのは。
体が熱くなるようになったのは。
そう、歌っている貴方と視線が絡まったあの時からかしら。
貴方の唇から紡がれた歌が私に届けられたあの一瞬かしら。
それともこの空間に私と貴方だけしか存在しないように感じたあの瞬間からかしら。
ビクッ!
首筋に貴方の唇
「感じてる?お前の心臓がドキドキしている」
優しく胸に触れている手に手を重ね… 見つめ合う。
その手を引かれスツールから降りソファーへ