フェティシズム


「お前…いつも俺の背中にマークつけるだろ」


フフフ…そうね。


貴方と抱き合ってる時、私は今みたいに貴方の背中に沿って口づけの雨を降らせマークをつける。


私のだって証しに。


誰のものでもない私だけの…


「普通そんなとこにつけないだろ」


「いいの!あ、それとも嫌だった?」


しがみついていた手を離そうとした ら…


手を重ねて


「嫌ならお前の好き勝手にさせてない」


「……」



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