フェティシズム



「で、好きなのは背中だけ?」


「……」


「ん?」


「せ、背中だけじゃない」


「ん?」


「貴方の全てが…」


私は愛しいの。重ねた手を引き寄せられベッドに押し倒されて首筋から胸へと唇が…


「あっ!」


ニヤリッと笑い


「俺は背中より此処につける方が好きなんでね」


胸に真っ赤な薔薇を咲かせた。


そして


「一生俺の背中にへばりついてろよ」


貴方と私が…再び溶け合った。







※Fin※





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