フェティシズム



抱きしめられ再び唇が重なる。


激しく強く熱く


「…ゥ…ゥゥン」


声が零れる。


「艶かしいな、いつにもまして…綺麗だ」


その甘い囁きが私の体に火を点ける。


貴方を求めてガタガタ震え出す。


「あ…い…して」


早く…早く…


ねだる私に


「誰より何よりお前が欲しい…」


私の唇は貴方を求めて…


愛しい貴方を辿る。


「お前だけ…」


聞こえてくる貴方の声に…


貴方の吐息に…


貴方の唇に…


私は今宵も淫らに狂わされる。






*Fin*





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