フェティシズム




「これから取引先に行ってそのまま帰るから。君達も一段落したら終わってくれて構わない」


「はい。お疲れさまです」


私達部下に見送られて部屋を出て行く。


本当にニコリともしない。


いや、この部屋で…社内で笑っているのを見たことがない。


社員みんなは彼のことを陰で『サイボーグ』と呼んでいる。





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