〜体育館の音〜
「俺、一応先生じゃん?!このへん気ぃ使わないとだしこれだと相談乗ってるみたいに見えるだろ?!」





とりあえずうなずく私。




「あのさ…。芽…じゃなくて里中、どうしたの?」





直球かよ…。
と思いながらだんだん涙がこぼれてくる私。





お兄ちゃんはだまって肩をたたいてくれた。




すがすがしい秋風が涙を乾かしてくれた。
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