俺様同居人はキス魔です!?
キシ…
あまり音をたてないようにおそるおそる進む。
電気がついているのはリビングの方。
ど…どうしよ…。
本当に泥棒だったら────。
ごくり…
おもわず唾を飲み込む。
こ、こーなったらイチかバチかだ
あたしパンチには自信あるもん!
泥棒になんかに負けてたまるかっ!
カチャ…
リビングへのドアを開けた。
辺りを見回す。
……………誰もいなくない?
な、なーんだ、やっぱ気のせいだったのか…。
ホッと胸をなで下ろす。
良かったぁ…泥棒いなくて…。
一安心して、
あたしはテレビを見ようとソファへ向かった。