俺様同居人はキス魔です!?
うぅ…
もう、覚悟を決めなきゃ…!!
スーーハーースーーハーー
深呼吸をする
よし、いける、大丈夫!
「ちょっとあんた!うちで何してんの!」
若干声は震えていたけど、大声で言えた。
すると、男が目を覚ましたようだ…。
だるそうにムクリと体を起こす。
「よ、よく聞きなさい!
ここを誰の家だと思ってるの!?
あんたの家じゃないの!あたしの家よ!
ど、泥棒しよーなんてマネしないでっ」
あたしがそう叫ぶと、
男はソファから立ち上がった。
そして、あたしに近付いてくる。
「は、はやくここから出て行かないと、
けっ、警察呼ぶわよ!」
じわりじわりと近付いてくる男に
さすがにあたしも危険を感じた。
「う…ちょっと…」
これは、やばいかも…。
うぅ…もうどーにでもなれ!
くらえっ!あたしのパンチ!!