れぷりか


その頃の私達は

一緒にいても、特に何を話しするわけでもなく

ただお互いに
美希がいない悲しみを、うめようとしていたのだと思う。



でも‥その中で

純粋に美希の事だけ考えていたのは
きっと、ヒロだけで


ヒロはたぶん
私と美希を重ねているのだろうと‥


私は
それをわかっていて


いつからか
その状況を利用してた。

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