れぷりか



 ーー

 ーーー

 ーーーーー





「‥片瀬くん‥‥。」





「……



「‥‥俺の‥せいだ‥。」



駆けつけた病院の廊下で
ヒロはぼつりと呟いて

その瞳からは、涙がこぼれていた。



美希が倒れたその日は、ヒロの誕生日で
雪のふる、寒い日だった。

ふたりは会う約束をしていて 


でも
ヒロは時間に遅れてしまい

美希は
待ち合わせの場所になかなか来ないヒロの元へ、待ちきれず向かった。
 
その、途中の事だ。
 
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