れぷりか



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『先ほどお母様が美希さんのお見舞いにいらっしゃっていたのですがっ
あ…すみません。私も驚いていまして

…美希さんが
意識をとりもどしました。本当に、奇跡としか言いようがありません。』


電話の向こうで“白崎”と名乗る男性は、少し興奮ぎみにそう言った。


母は突然の事にショックをうけ、混乱した様子で気を失ってしまったらしい。

父は出張中で
すぐに駆けつける事が難しかった為に、私の所に直接連絡が来たようだ。


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