塾の先生
始まり

中学生の私

「ナイスシュート!!!」

体育館に響きわたる応援の歓声の中、

私は見事にシュートを決めた。

今は学校の体育の授業中、5時間目、バスケ。

シュートを決めて皆からの歓声をもらい

ものすごくいい気分の私は体育が少し好きになった。

50対45

私のチームは勝った。






「やっぱり!さすが!小夢葵(こむぎ)すごいわ」

小夢葵は私の事だ。

小夢葵という名前は好きでも嫌いでもない。

「あのシュートは、たまたま」

内心褒めてもらってすごく嬉しかったが強がってみせた。

「まあ、バスケ部だもんね〜」

あははと笑う彼女は私をバスケ部だからと固定した。

なんだっていいじゃないか。心の中で呟いた。




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