尻尾を振るオォカミと引きこもりタヌキ
「そんな友達いないょ…
あ、弟にでも聞いてみる?」


メアリーさんの5つ下の弟は、かなり顔は広い。



「じゃ、弟に聞いてみて。」


「わかったぁ~。」




とりあえず、弟に電話するメアリーさん
「もしもぉ~し?
チャボ君が新品のスタッドレスタイヤ4本で2万円って言ってあるみたいだけど、誰か欲しい人いる?」



「あ~、誰かって…
もお雪降ってるし、欲しい人は買って履いてるしょ。」
乗るときはノリがいいが、乗らないっちゃノリの悪いメアリー弟。。。
この日はとても面倒臭かった模様(-.-)y-~



「ん~、じゃぁ~、わかったゎ。
誰かいるかもしれないから、とりあえず聞いてみといて。」




そう言って弟との電話を切り、チャボ君に結果報告の電話をしたメアリーさん。



「 . . . . . 」


「電話に出ないや」
メアリーさんは携帯電話をジャンパーの胸ポケットにしまい、再び雪かきを始めた。






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