尻尾を振るオォカミと引きこもりタヌキ
母親が亡くなってからは、祖父母がタヌキ達と一緒に住む事になった。
祖母はタヌキ兄弟の母親代わりになって色々としてくれた。
父親は酒も呑めないくせに、外に遊びあるいた。
タヌキは行きたい高校に行き、行きたい専門学校へも行かせてもらい卒業。
高校の時、アルバイトを始めたタヌキに父親は「アルバイトしてるから、小遣いは無くてもいいな。」と言ったけど、タヌキは「それは困る!」専門学校卒業するまでお小遣い、車のガソリン代を貰い続けていた。
お金の心配もせず、勝手気ままな生活をした。
20才で家を出、その時知り合った彼氏と同棲。
竹内の家に帰るのは、盆と正月くらい。
もしかすると、帰らない年もあったかもしれない。
我が侭勝手な世間知らずのお嬢様生活をしていたタヌキだった。