尻尾を振るオォカミと引きこもりタヌキ
バスタオルを持って浴室へ向かう結子。
おっ、鏡。
わぁ~顔ブサイクぅ~!
鏡の前で自分の顔とにらめっこしている結子に浴室から和生が顔をだして
「凜ちゃん、そんな所で何してるの?恥ずかしいの?早くおいで。」
おっっ!!
初めて知った!!
カズキ君の左肩にワンポイントのTATOO
昨夜は悩んでたし、暗くて見えなかったからね。
「あ~!!コレッてかっこいいね。
これって何処でしたの?」
「自分…」
「へぇ~自分で出来るんだぁ~。痛そう~。」
TATTOO を間近で初めて見た結子、
そして、今まで普通に真面目だった結子は『遊び』『浮気』の殼を破った事でテンション上げで、和生に話しかけるしかなかった。