馬鹿バッカ!俺高校生!
俺は言葉にならない声をあげた!!


それはまさに驚くべき光景


俺の目の前にはトシヒコが立っていたからだ…


ハルキは尻餅をついて手を挙げているよぉに見える


いったい何が起きたというんだ!?


俺はトシヒコに声をかけた

『トシヒコ!!いったい何が起きたんだ?』


『僕、勝ったよ!!セイジ!!』


トシヒコが振り返る…





『ヷァ――――――撃たないでくれ!!!』


俺は悲鳴をあげた!!


さっさっさっさっきの悲鳴は


ハルキの悲鳴だったのか!!

トシヒコ!!それはハルキも悲鳴をあげるに違いねぇ…

だって…トシヒコのは船じゃなくピストルだったからだ!!


その昔…メキシコかどこかでこんな戦い方をしていた事がある…


お互い背中を合わせて進行方向に同時に三歩進んで振り返りながらピストルをぬく!!


いわゆる早打ちってやつさ!!


これが得意なのがあのクリントイーストウッドと日本の野比のびただ


トシヒコはきっとそれをしたに違いない…


もしトシヒコがメキシカンだったなら今頃



サボテンのトゲは全部なくなっていただろうな…


つくづく君は歴史を変えるパイオニアだね!!
< 136 / 228 >

この作品をシェア

pagetop