馬鹿バッカ!俺高校生!
トシヒコは俺にピストルを向けまいと


タオルでチャカを隠しながら湯舟に近づいてきた…



ザブ―ン


ジャバジャバ―



『ンハアァ……エクスタシ――――!!』



エクスタシーエクスタシー……


勝利の雄叫びがお風呂に響き渡る



俺は背泳ぎでトシヒコに近付いた


ジャバジャバジャバ


『お疲れ!!トシヒコ!!見事賞金首(ハルキ)を倒したね!!楽勝だったろ!!』



『イヤッ…一つ間違えれば俺が先にやられていたかもしれない…』


そっそぉなのか!!


全然気付かなかった…


俺が目を閉じてる間にそんな脇汗握る接戦をしていたなんて


録画しておくんだった…


『でもオメデトウ!!トシヒコこれでまた君が天下人じゃないか!!』


『ありがとう…でもまだ戦いは終わらない…』



カッコイイ〜トシヒコの熱い視線でお風呂の温度が上がってきてるよん☆


まだまだトシヒコの野望…イヤッ、信長の野望は終わらないな!!



『アチチッ!!』




なんだ!!


郷 ひろみか!?



違う…トシキか…


俺はトシキに声をかけた


『大丈夫かいトシキ!!』



『あっあぁ…大丈夫…少し火傷したぐらいさ…』


『そっか』
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