馬鹿バッカ!俺高校生!
【そんな思いを胸にセイジの野外活動もっとも危険でラヴィリンスな一日が始まろうとしていた…】





『セイジ君』


『おっ!?どぉしたエビゾウ』


『そろそろ下に行かないと』


『そぉだったな、朝礼の時間だよな』



『トシヒコ君は先に行っちゃったよ』


『あっ…そっそぉか』


フッ…いまさらトシヒコにおいて行かれたからって寂しくなんてない…俺はもぉ彼を卒業してるんだわさ!!

どうせトシヒコの奴、先に行ってセンコーに媚びてるに違いないんだからな!!!


『セイジ君、きみも見たかい?トシヒコ君のアレ』


『あぁ…気付かない訳ないだろ』


『なんだセイジ君も気付いてたんだ』


『ってか当たり前だろ』


『トシヒコ君…すごい寝癖だったね』


『それじゃねぇだろ!!!』


『ええ!!』


『寝癖じゃなくてヒゲ生えてたじゃん!!』


『それは前からじゃないのか?』


『前からじゃねぇし!!昨日は無かったし!!!』


『じゃぁ僕も昨日は髪の毛無かったのか!!』


『オメーは昨日も今日もねぇよ!!』


『そぉだったのかぁ〜!!』

『今まで知らなかったのかよ!!…そんな事より早く朝礼いくぞ!!』


『アッ…うん』
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