馬鹿バッカ!俺高校生!
『気分や具合の悪い生徒は登山をしないよぉに』


    『は い !!』


俺は配られた用紙に目を通した



登山コースは…標高1000m!!!!


かっ…かなりの高さだな!!


山に慣れていない人間にはピンとこない高さだろうが

これは何人かは途中でリタイアするに違いない


えっ!?何故かって?


だって標高1000mといえば大気圏スレスレ!!空気は存在しない高さなんだよ!!


お湯は60℃で沸騰するんだ!!!


まぁ山に慣れていない人にこんな知識を与えてもあまりピンとこないだろ


とにかくデンジャラスアンビシャスって事さ!!


『え〜皆に一つ言い忘れていましたが…』


なんだ!?センコーはまだ何か俺達に伝えたいのか?



『今回の登山で1番最初に頂上に辿り着いた生徒に豪華商品をプレゼントします』


ななななんだつて


ごっ……豪華商品!!!!!


そんな大事な事いい忘れてんじゃねぇよ!!


『それでは生徒諸君頑張って下さい!!朝食の後、もう一度ここに集合です。解散!!!』


『ザワザワザワザワ』


皆がざわつきやがった…


やはり皆、豪華商品に意識がいっているな…


今回の登山…敵はトシヒコだけじゃなくなりそぉだな
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