馬鹿バッカ!俺高校生!
俺達を追ってきたに違いない


まったく…


素直じゃない女だ


隠れてコソコソ後をつけるなんて


だけどそぉゆう女…


嫌いじゃぁないぜ


しかしここはあえて知らんぷりを
してやる!


巻き髪のキョウコの気持ちを確かめてやるんだ!


プププッ


ほらほらみろみろ!


俺達の後ろのテーブルに座りやがった


明らかに俺を意識してやがるぜ


すると巻き髪のキョウコと深爪のリサが


何やら話しはじめた


『キョウコはさぁ彼氏つくんないの?』


『う〜ん、欲しいんだけどなかなか相手がみつかんないのよね』



おぃおぃ全部聞こえてるよ

さりげに俺へのアピールだろうが


バレバレだぜ!


背中越しに熱い視線感じまくりだっつぅの!


今年は焼かないって決めてたのに!


こんな事なら


背中に日焼け止めクリーム塗ってくるんだったぜ
< 46 / 228 >

この作品をシェア

pagetop