馬鹿バッカ!俺高校生!
そぉだ!ここは俺もザワついて俺の演技力をトシヒコに見てもらおう


CIAに入るために!


ザワザワザワザワ


俺はまるでカ〇ジのギャラリーのようにザワついてやった!!


『おい!そこの男子!ザワつきすぎだぞ!静まれ!』


『………………すいません』



駄目だやはり俺にはまだ早いのか…


俺は恐る恐るトシヒコの方を確認する


トシヒコは俺に向かってウィンクしながら親指を立ててくれていた


そしてトシヒコは昔の中学生の女子のようにノートの切れ端に何かを書いて俺に回してきた


俺はその紙を開いてみた


『セイジへ 

ナイスざわつき!君は立派なCIAさ!野外活動楽しみだね!』


なんてイイヤツなんだトシヒコは!!


最高に嬉しいぜ!


そして俺もトシヒコに昔の女子中学生のようにノートの切れ端に手紙を書いて回した


『トシヒコへ

野活の時一緒に写真撮ろうネ』


手紙を読んだトシヒコは、その手紙を小学一年から使っている匂い玉入りの筆箱の消しゴム入れに綺麗にたたんでしまってくれた


あの甘い香は忘れない…


そしてついに待ちに待った野外活動の日がやって来たのだ!!
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