馬鹿バッカ!俺高校生!
しかもトシヒコの乗っている自転車には


スピードメーターがついている!


更に後輪のサイドには


折りたたみ式のカゴが搭載されていて、しっかり今週号の少年ジャンプが入れられてある!


完璧だ……



もし時代が平成じゃなく昭和なら間違いなく取り合いになる代物だ


ゴクリッ


考えただけでブルッちまう


『トシヒコ!オッハー!君はチャリ通だったんだね?』



『イヤッ違うよ電車だよ』


『えぇ!!じゃあナゼ自転車で来たんだい!?』



『体力をつけるためだよ』


『どぉして体力をつけたいんだい?』



『おぃおぃ、セイジ、今日の君は浮気を疑う彼女のように質問攻めじゃん!』


トシヒコは欧米人のように困ったポーズをとってみせた



『メンゴ!トシヒコ!でも…この好奇心は止められないないんだよ!遊びの恋のはずが本気の恋になったように!止められないんだよ!!!』




『そっか…セイジをそこまでにさせる俺の魅力にゴメリンコ…わかった!!ナゼ俺が体力づくりをしていたか教えるよ』


『ホントかい!!』
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