馬鹿バッカ!俺高校生!
鉄筋宿舎の中はやはり思った通りまるで牢獄のよぉな造りをしている


俺達男子はこの牢獄に捕らえられた囚人って事か…


女子の宿舎はさぞ心地いいに違いない



俺の班はトシヒコと俺となぜか人数の関係で隣のクラスのクリリンと同じクラスの男子トシキだ


このトシキと言う男、俺はまだ話した事は無いんだが同い年のはずなのに落ち着いた雰囲気をかもし出している


飲み物で例えるなら緑茶って所だ


まぁとくに気にする奴でもなさそぉだ



俺達の班のリーダーはトシヒコだ


俺はあのバスでの本能寺の変が起きてからトシヒコと話せずにいた


俺は勇気を出してトシヒコに話しかけた


『トシヒコ…調子はどうだい?』


『んんっ』


トシヒコが振り返る



『ええ゛!!』



俺は思わず奇声を発してしまった


なぜならトシヒコのトレードマークの角刈りの角がなくなってすっかり丸くなっちまってたからだ!!!


これじゃ車も簡単にUターンしちまうよ!!


『トシヒコどぉしてこんな事に…』



『アンパンマンシンドロームだな…』


トシキが初めて口を開いた


『トシキ!!なんなんだそれは?』
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