ロゼ【実話】
強がり
ロゼと別れて間もなく、私は街中で犬を見掛ける度、冗談混じりに「犬が欲しい」と言った。
私が言う度、周りは冗談混じりに「ひどい」と返した。
鬼だと言われた。
だけど、本当は
それが精一杯の強がりでした。
強がってないとしっかり立てない
意識を持ってないと、すぐに手放してしまう。
だから。
私は精一杯 強がった。
鬼と言われても
私はロゼが大好きだから
死んだように生きる訳にはいかなかった。