ウィリアム&マリアシリーズ1『アーヴィング家遺産争奪戦』
「えっ…ちょっと、何してるのよっ!」
ウィリアムは血で汚れたシャツを脱いで、床に放り投げるところだった。
「あぁ、わりぃな、ちゃんと片付けるよ」
「そうじゃなくてっ、その……」
彼女は慌てて顔を手で覆った。
ウィリアムはそれを見て吹きだしてしまった。
「なーにやってんだよ。それよりお前、ちょっと手伝ってくれ」
ウィリアムは少女を手招きして、包帯を渡した。
「弾は運良く貫通してたよ。このぶんなら、病院なんか行かなくても適当にこれ巻いときゃ治るからさ」
「……」
ウィリアムは血で汚れたシャツを脱いで、床に放り投げるところだった。
「あぁ、わりぃな、ちゃんと片付けるよ」
「そうじゃなくてっ、その……」
彼女は慌てて顔を手で覆った。
ウィリアムはそれを見て吹きだしてしまった。
「なーにやってんだよ。それよりお前、ちょっと手伝ってくれ」
ウィリアムは少女を手招きして、包帯を渡した。
「弾は運良く貫通してたよ。このぶんなら、病院なんか行かなくても適当にこれ巻いときゃ治るからさ」
「……」