｡－Love is sweet－｡

貴方とあたし

美兎ぅ～早く早く!!もう発表されてるよぉ』
と、未兎を彼女は呼んでいるのは、“朝川　未乃梨”普通に彼氏も何度かできていたし、楽しい日々を送っていた。
そして未乃梨に呼ばれているのは、“羽野　未兎”中学01年の時に転校してきた、男子からも女子からもとても評判よく、みんなに優しかった。
『はいはい★今行くからまってなさいっ♪』
今日はクラス発表の日、朝から0２人は、はしゃいでいた。
未兎と未乃梨は、先生の所へ行って紙をもらうと早速新クラスを見始めた。
うそ……!?!?
『未兎ぅぅ…同じクラスだよおお♪まぢ嬉しいんですけどお☆』
未兎はいかにも“え？”という顔をしていたがもう0１度紙を見た。すると今度は嬉しそうな顔をして
『ほんとだあ!まぢ嬉しい♪今年もよろしくねッ☆』
と笑顔で言った。
未兎と未乃梨の新クラスは、0２年0３組未乃梨は〔3〕番未兎は〔37〕になった。
席は出席番号順だった、あたしたち0２人は見事に分かれてしまった。
私の隣はいかにもチャラい感じのチャラ男だった、後ろの席はすごくケバい女だったこの人もチャラそう。私はまっさきにこうおもった《最悪》。この席で0１年もやてくと思うと気が重くなった。
まさかこの後あんなことがあるなんて思ってもいなかったから……。
この日は学活だけで終わった。
『気をつけぇ……礼!』
『………っ！』
あたしは挨拶もせずまっさきに未兎の所に行った。
『未兎、未兎、未兎～!!もうあの席さあ、超最悪なんですけどお…隣はチャラ男で後ろはケバ女だよ!!!もう0１年なんてやってけないよ！あたし不登校になるかもお､､､』
すると未兎は、ニコっっと笑ってこう言った。
『未乃梨、人を見た目だけで決めちゃいけないよ??もしかしたらと－っっても中身は優しい人かもしれないぢゃん?』
やっぱり……、未兎はいつでも優しい…あたしもこの優しさにいつも励ましてもらったりあこがれたりしている。
『そ……そうだよね！見た目ぢゃ分かんないもんね?“人間中身が大事”でしょ?』
“人間中身が大事”は、いつも未兎が言ってる言葉、何回も聞きすぎて覚えてしまった。
『そう！人間中身が大事ですよん★』
あたしはそのまま中身が大事なんだ、と思いながら未兎と2人で帰っていった。