三刀流―璃音―
そう。この鬼野郎が取り出したのは“小刀”。
しかも、少しばかり前についたと思われる血がべったりとついていた。
『―――!!!………はぁ……………。』
それを見て俺は少し恐怖を抱いたが―――――
すぐに正常な状態にもどった。
理由なんて自分がわかっている。
だから、俺は大きな溜息をもらした――――――。
俺はこの美形鬼野郎の目を見つめた。
コイツの本当の心の内を見るかのように―――。
そして、確信した。
コイツはやっぱり―――――――――