ヤンデレに死ぬほど愛されてます
次の日ー

私は孝太郎と学校へ行った。

そして朝のホームルームで、知ってしまった。


「えー、昨日隣のクラスの高橋が何者かに襲われた。
警察は通り魔事件とみて調べてるが…
帰りは十分気をつけること!」

命に別状はないがー、そう続ける先生の声は
もう耳に入って来なかった。


私はゆっくり孝太郎を見る。

「…?」

不思議そうに私を見つめる孝太郎に、
まさかね、と呟いた。


「夢葉ぁ〜」

泣きながら真紀が私の所にきた。

「高橋君の事、大変だったね…」

「うん…」

しばらく真紀を慰めていると、
私は思い出したように聞いた。

「犯人はまだ捕まってないんだよね?」

「うん、目撃者もいなくて…
夢葉は天野君がいるから安心だね」

ね、天野くんと近くにいた孝太郎に言った。

「もちろん、僕が夢葉を守るよ」

真紀は羨ましがってたけど、
私は不安が拭いきれなかった。
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