ヤンデレに死ぬほど愛されてます
文化祭当日ー

私は一人で学校に向かっていた。
ダメだ、足がフラフラしてうまく歩けない。

腕の傷が深くて、ズキズキする。

包帯を巻いて、
カーディガンをきて、
ブレザーを羽織っている。

これがバレたら、孝太郎が困るから。


「真紀おはよ」

「おはよっ…て、夢葉?顔色悪いよ」

「あはは、ちょっと楽しみで寝れなかった」

何それー、と言って真紀は笑った。
孝太郎は、まだ来ていないみたい。


「真紀、私今日接客じゃなくて皿洗いでもいいかな」

「え?うん、いいけど…」


不安と痛みの中、文化祭が幕を開けた。
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