続・危険なキス
「擦りむいた?」
「少し……」
「見せろ」
「……」
遠慮がちに、制服のスカートの裾を上げて、右の膝小僧を見せる。
そこには、まだ痛々しい傷痕が残っていて……
「…っ」
いつの間にか、自分のシートベルトを外していた先生が、身を乗り出してそこにキスを落とした。
「せん、せっ……
髪の毛、くすぐったいですっ……」
太ももにかかる、先生のサラサラな黒髪。
傷口は少し痛むのに、髪がかかるふとももはなんとも言えないくすぐったさが襲って……
「……あー無理」
「え?……っ…」
下からのぞきこまれたかと思うと、一瞬にして唇ととられた。
いつも上からされるキスが、下から覗き込まれるようにされる。
目と目が合うと、先生の色っぽさにドキンと胸が高鳴った。