続・危険なキス
 
「先生……待ってっ……」

「待てない」


部屋に入った瞬間、また奪われる唇。

まだ靴すら脱いでない。


「あたし……バイトもしてたから、汗いっぱいかいてるっ……」

「だから?」

「だから?って……っ……」


制止なんか聞いてくれるわけなくて
スカートの裾から滑り込む手。

抵抗しようとしても、うまくそれが出来ない。


「靴っ……脱がないと……」

「……」

「ちょっ……」


その言葉に、ようやく唇が離れたかと思うと、先生はあたしの体を抱きかかえた。
 
その途端、あたしの履いていたローファーは玄関に脱ぎ捨てられた。
 
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