続・危険なキス
9章 和解
 
「………ん…」


光を感じ、ゆっくり目を開けた。

いつもと違う感触。
感じる体温。


視界にうつるのは
愛おしい人の綺麗な寝顔。



そっか……
昨日は先生の家に泊まっちゃったんだ……。


体を重ねることは何度もあったけど
こうやって朝を一緒に迎えることは初めてで


なんだかすごくくすぐったい気持ちになった。



いったい、今何時なんだろう。

気になって、先生の腕からするりと抜けようとしたら



「きゃっ……」



半分起き上がった体は、すぐにベッドの中へと引き戻された。
 
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