続・危険なキス
 
「どうしたの?こんな営業時間中に……」
「すみません。どうしても聞きたいことがあって……」


今の先生を解放させてあげるには、川崎さんに聞かなければいけないことがある。

川崎さんはじっと見つめるあたしを見返して、


「ちょっと待ってて。
 このまま昼休憩入れるか聞いてくるから」

「……はい」


こんな場所じゃ聞けないことだと悟ってくれたんだと思う。

川崎さんはもう一度店内に戻ると、いくらか他の従業員の人と話して戻ってきた。



「行こう。
 裏でいい?

「はい」



あたしたちは、お店の裏へとまわった。
 
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