続・危険なキス
川崎さんの言葉から、なんとなく想像がついた。
その当時の先生を。
お姉さんにたいしても……
その時隣にいた女の人にたいしても……
先生にとっては、遊びの一人……。
(姉貴!!
あんな男、さっさと忘れろよ!!
遊び人なんだろ?!)
内緒で会いに行ったのに、湯浅の実態を知っていてもたってもいられなくて
家でいまだに湯浅との思い出に浸る姉貴に釘を刺した。
(しょうがないじゃん……。
好きなんだからさ)
悲しい笑みで、そう返しただけだった。