続・危険なキス
 
「明日も、会ってくれますか?」


いくらもう付き合ってるといっても、やっぱり断れるかもしれないという不安は消えることはない。

少し遠慮がちに聞くあたしに、先生はちらっとあたしの顔を見ると、


「…っ」


返事をする代わりに、あたしの頭に腕をまわし、引き寄せてキスをした。



「可愛いこと、言うようになったじゃん」

「……」


唇を離して、わずか数センチの距離でニヤッと笑う先生。

その意地悪な笑みは苦手だ。
 
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