続・危険なキス
 
「行きたいとこあるんだったら、連絡しろ。
 なければ、いつもの駅まで迎えに行く」

「……はい」


先生とあたしの移動手段は、だいたいこの車。

きっと数時間後また、あたしはこの助手席に座ることになる。


そう思っていたのは、先生も同じのようで……




「………帰したくねぇな……」



ぽつりとそうつぶやいていた。
 
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