続・危険なキス
急なことに、先生は目を見開いて驚いていて
あたしは恥ずかしさを押しやって、先生を見下ろした。
「先生の不安なんて……
あたしが取り除いてあげます」
「……紫…」
そっとキスを落とし、先生の唇に自分のを重ねた。
いつもしてくれる先生のキス。
だけど今日は、あたしからしたい。
おそるおそる先生の唇を割って、侵入させる舌。
恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだったけど
先生の舌は拒むことなく、あたしを受け入れてくれた。
「…っ……」
キスが、こんなにも難しいなんて知らなくて
戸惑いながらも、先生を自分でいっぱいにしたくて何度も重ねた。
ようやく唇を離したときには
先生の瞳も色味を帯びていた。