続・危険なキス
 
「せん、せっ……もう無理っ……」

「まだ……足りないから」


先生の体力は底知れず。

あたしの体は、すでにもう自分の意思じゃ動かせなくて
ただ先生の求められるがままに抱かれた。



やっぱり先生の相手をするのは
物凄く大変な気がするけど……



「紫乃」



上から見下ろす先生に、今でもドキドキして……




「追いかけてきてくれて……
 ありがとな」




そうやって、たまに素直に接してくれる先生に
麻薬のようにハマっていく。



「嫌と言われても……
 ずっと追い続けますから……」

「ん」



あたしだって離したくないから。

ずっとこの腕を……
この温もりを……。



「………もっと……
 先生でいっぱいにしてください」

「欲張り」



あたしの心は
体以上に傲慢だ。
 
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