続・危険なキス
先生からの印は
そりゃ、恥ずかしいと感じるけど……
それ以上に嬉しいものがあって……
「じゃあ、あえて呼んじゃいますよ?」
「……変態か」
「先生には言われたくありません」
あたしの反論に、ただ笑って返す先生。
あんなに大嫌いだったのに
いつの間にか、こんなにもお互いを求めるようになって……
「それ、絶対に外すなよ」
「はい」
薬指に光る指輪を、そっと撫でた。
いつかきっと……
本物の指輪が飾られる日を夢みて………。
~fin.~