続・危険なキス
 
「抵抗しねぇでいいの?」

「…っ」


わざと耳元でそんな言葉を言ってやると
途端に顔を赤くする。


あー…
なんかすげぇ可愛い。


忘れかけていた抵抗が再びやってきたけど、
そんなの俺の力なんかに敵うわけない。


その腕を取って
ニヤッと微笑む。


そして恥じらう紫乃の体を、めちゃくちゃに抱いてやった。



「ぁっ……っ」


俺の腕の中で、乱れるその姿は
何よりも綺麗だと思う。


「そういえば、今日サークルあるんだったよな」
「う、んっ……ぁっ…」


その返事を聞いて、
わざと見える位置に痕を残す。


見えない胸元にもちゃんと……。



「マーキング完了」

「もう……」



我ながら、本当に独占欲が強いと思う。
 
< 291 / 344 >

この作品をシェア

pagetop