続・危険なキス
 
先生はニッと笑うと、あたしの長い髪を捉える。


「それじゃあ、いい加減、先生っていうのやめろよ」

「えっ……」

「名前で呼べ」

「んっ……」


そう言っておきながら、
言葉を発する口を塞がれてしまう。


先生を名前で呼ぶなんて、恥ずかしすぎる……。


まだその名前を呼ぶのには恥じらいのほうが大きすぎて
それならこの唇を、ずっと塞いでいてほしいと思ってしまう。


「ほら。呼んでみ?」
「むり……恥ずかしい……」
「お前の先生でいるのも、あと1か月だけど?」
「そ、だけどっ……ぁっ……」


意地悪な瞳をむけながらも、先生の愛撫は進んでいく。


名前を呼ばせたいのか
意地悪を言いたいだけなのか分からない。



「じゃあ、呼ぶまでお仕置きだな」

「ちょっ……ゃだっ……」



そこからは、器用な先生の指があたしの体を弄んだ。



もう絶対、
名前でなんか呼んでやらない。
 
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